2019.05.24公務員講座
公務員試験面接対策
いよいよ面接対策佳境に入ってきました。
ここから6、7月は、怒涛の面接対策です。
4年生の面接対策と3年生の講義とが重なってきますので、暑い中、体力も超必要な時期です。
昨年までは、短所は、という問いに『心配性』と答える方がほぼ8割~9割だったかと思うのですが、今年は心配性と答える方が一人もなく、面白いなあと思っております。
多分どこかで、この『心配性』はさすがによろしくない、というようになったのでしょうね。
今の流行は、『一つの物事に集中しすぎて周りが見えなくなる』です。心配性ほどの割合の高さではありませんが、一定数いらっしゃいます。
今の学生さん達はともかくネット活用が素晴らしいので、情報もすぐ行き渡ります。
心配性がここ数年流行っていたのは、心配症という短所だと、仕事も心配してきっちりやってくれるだろう、と思ってもらえるだろう、という読みもあったのだと思います。
一つの物事に集中しすぎて、というのは、それだけ集中力があるなら仕事も集中してやってもらえると思っているからでしょうか。
どう思ってもらえるか、ということに腐心してしまうのでしょうね。
短所に流行があるというのも、日本ならではでしょうか。
上意下達の文化がまだまだ根強くあるのに、個性や前例にとらわれない柔軟な思考が求められ、学生さん達はダブルバインドの状態です。
素直に語る≠わがままや自分勝手を言う です。
素直に自分を語り、互いに育みあえる文化を創っていきたいものです。
そのためには、考える、言葉にする、互いに受容する、想像する、語り合うことの繰り返しが必要なのではないでしょうか。
少しでもそういう方向に向かえるようにセミナー、研修、講演、講座を通して頑張りたいと改めて思う日々です。