2019.05.06コミュニケーション
教育委員会新採用者研修
4月に尼崎市と宝塚市の教育委員会のご依頼で新採用者の研修をさせていただきました。
今年の新採用者の皆様はとても元気で前向きで、気持ちのよい研修となりました。
今、時代を考えると、大家族や地域の絆も失われつつあり、目に見えない形での教育機能が果たされなくなってきています。
令和がbeautiful harmonyと訳されたように、個を確立しつつの全体の和、全体と和しつつの個、をどのように日本の良き伝統として未来へ繋いでいくかということはこの令和の時代を迎えてとても大切なことです。
そういう意味でも、学校というのは教育の最前線であり最終攻防線とでもいいましょうか。
未来を担う子供たちがいかなる時代にあっても乗り越える力、生き抜く力を持ち、全体を考えつつその個性を発揮してゆくためには、先生方が本当に大切な存在でもあります。
そのためには、先生方自身が乗り越える力、生き抜く力を持っていかなければ到底子ども達を育むことはできません。
生き抜く力の基本となる感性、思考力、想像力をいかに育むか、またそれらを言葉としてどう発してゆくのか、ワークを織り交ぜての研修といたしました。
超少子高齢社会、AIの時代、また諸外国の方々ともっと密に接してゆかなければならない時代、どのようにコミュニケーション力を育み、自らも育てながら子供たちを育んでゆくのか、そんなお手伝いが少しでもできることはありがたいことと思います。
教育というものの果たす役割は学校だけではありません。
家族や地域の一員として、未来のために子ども達を共に育んでゆきたいものです。