2019.02.05コミュニケーション
うん?見えてない?
先日、交流会の司会をいたしました。
ゲストの方がいらして、お話してくださった後、皆様に一言ずつ語っていただくという流れだったのですが、とても面白い現象に気づきました。
それぞれがお話をされるのですが、全体の人数を考えても自分がお話できる時間は1,2分から3分くらいだというのはどなたにでも計算できたと思うのですが、中には、全く意に介さず長々とお話される方が数人。
私は皆様がお話されるときは、座っているのですが、そろそろ長くなってきたと思うと立って、割って入れるタイミングを見つけようとしています。
聴いていらっしゃる皆様も私の様子には気づいてくださり、うん、長いよねえ、という顔をされて、タイミングを計ろうとしている私の姿に「気をつかうよねえ」という同情的な表情をいらっしゃいます。
ところがなんです。
お話されていらっしゃる方のみが、私の様子が全く見えていないのです。
長くお話される方は、結局、全体が見えていない、皆様や私の様子にも全く気が付かれないんですね。
きっとご自身がお話されることに夢中なのでしょう。
話というのは、本来は双方向のもの。
相手の方が聞いてくださって成り立つもの。
それを一方的に自分の側に引き寄せて相手を意識せず、お話するとしたら、それは自己満足にしかなりません。ましてやその方の講演会ではないのですから。
それにしても話したい思いがたくさんおありの方が多いことにも改めて気づかされます。普段、聴いてもらえていないのでしょうか・・・。
語り合うというのはとても大切なこと。しかし、そこにはルールがあります。
聴いていただいている方あっての話し手。
反対に気ばかり使いすぎるのもよくありませんが、時間と空間を占拠して聞いてもらっていることへの配慮は必要ですね。
皆様はいかがお考えでしょう。