2019.01.31感性
朗読講座
クレオ大阪東の朗読講座が始まりました。
嬉しいことに満席になっての講座開始で、今回は特に男性の方々が多くご参加してくださり、驚きです。
朗読というと、どちらかというと女性の方が興味を持たれるのかと思っておりましたが、男性の方がご自身の話し方や声等に興味を持たれているいい傾向ですね。とても楽しみです。
この講座は、もうかれこれ10回近いシリーズでの講座ですが、いつも参加してくださる方もあり、また新しく参加してくださる方もあり、またそれぞれでサポートしあったり、とてもいい雰囲気で講座が進むのでありがたいと思っています。
「心が伝わる朗読講座」というタイトルでの講座なのですが、ではさて、心を伝えたい、といってもその心の中身は?
そんなところから考えていただきながらお話をしました。
私は、何より心の中でも童心を大事にしていただきたいと思っています。
童心というのは、好奇心をもってわくわくと感動をまず感じること。普段、様々な配慮や遠慮の中で閉じ込めがちな自分自身が本当は感じていることにもっと素直になること。
子どもは、いろいろなことに好奇心を持って、わくわくいきいきと目を輝かせています。
「わ、なんだろう」「それってなあに?」とモノ・コト・ヒトに心を動かしてゆくことが感動となり、エネルギーとなります。
そして、それを素直に表現してゆくこと。
心を伝えるといっても、感じていないものをどうやって伝えるのでしょう。
感じる自分自身がなければ、到底伝えることはできません。
改めて子どもの心に還っていただき、身体、心、脳全部で感じるというところから始めました。
今回は「春よ来い」、あの赤い鼻緒のじょじょのみーちゃんの詞からひもといてみました。
皆様にそれぞれ感じたこと、考えたこと、想像したことを話していただくと、とても多様性があって、学びになります。
自分が想像している世界と人はまったく違うものを想像している。100人いれば100通り。それを聴いて、その感じ方や考え方を自分自身の中にインプットできたら、すごいことになりますね。
あれイヤ、これイヤと人を排除してゆくと、結局せま~い自分、小さい自分しか残らなくなります。
皆が少し(笑)かなり、年を減らして子供に還って、わくわくと感じられたと思います。それは、単にそういう朗読ができたということだけではありません。
そう感じられた自分自身が日常においてわくわくとできる力となるわけです。
たかが朗読、されど、朗読。詞を深めながら、日常へのエネルギーに転換してゆきたいものです。