2019.01.14コミュニケーション
目の前にいる人を大切にする
12日、福山であったかファミリー運動が主催する街角オアシスin福山がありました。
村上栄二氏が講演してくださいました。
何より印象に残った言葉は、前の前にいる人を大切にする、ということ。
私も未来政治塾で学んだとき、『遠い政治を近い政治へ』ということや『遠い水を近い水へ』ということを学びましたが、まさしく周りの様々なことすべて身近に感じなければ、他所事になりがち。目の前にいる人にどう寄り添い、その課題を解決してゆくのか、その積み重ねが遠いところもうまく循環することにつながると思います。
もちろん、政治だけでなく、様々なことにおいて長期的視点というものは大切。しかし、足元の一歩をきちんと考えて進んでゆくことが大切だと思います。
また、目の前の人というとき、気に入った人ばかりがいらっしゃるわけではないでしょう。
でも、そこでどう織りなしてゆくか、そこがコミュニケーションなのだと思います。
それぞれが持つ良きものを引き出しあいながら、互いに前を向いて、新たなものを生み出す力に変えてゆければいいですね。
私がいつもお話させていただく結話力(たいわ力)とは、そんな力です。
そのためには、モノ・コト・ヒトを感じる感性、深く考える思考力、そして、想像性(創造性)が必要です。
何をどう感じ、どのように思い、考え、想像し、行動してゆくか、そのためには、周りの人、今目の前にいる方と話をし、語りあうこと。
でも反対に考える孤心という時間も必要。
今、孤独という言葉が負のように言われがちですが、一人もまた大切。
一人もわいわいもどちらもうまくバランスをとって結んでゆくこと、それが結話力でもあります。
ディスカッションで担当した『平成論~「いきづらさ」の30年を考える』のおわりに書いてあったこと、こういう力を若い方には身に着けていただきたいと思っています。だからこそのコミュニケーション=結話力が大切であることを語っていきたいと思います。
『 奴隷とは自分の頭で考えず、主人の命令に従って行動する人たちのこと。 自分自身がより良き未来を創造していくなどとは考えずに、ただ毎日を指示に従って生きるもののことです。(中略)より良き未来を自らの手で創造していくという気概、「志」を持った若者たちを育てたい 』
目の前の人を大切に、本当に語り合ってゆきたいものです。