2018.08.31自然
すべては密接につながっている
「すべては密接につながっている」
今読んでいる『小さな地球の大きな世界 プラネタリー・バウンダリーと持続可能な開発』の一節です。
プラネタリー・バウンダリーとは、地球の限界を指します。
以下引用
「世界では、一見関係のない出来事が、原因と結果の一つの連鎖の中で結び付いている。
いまや自然や政治そして経済は互いにつながっている。北欧のストックホルムで市民がどう通勤するかが、
中米のエクアドルの農夫に影響を与える。生活の複雑な連鎖が完全につながって地球上の生態系すべてに関連する。
そのような連鎖のすべてが問題となる。」
世界中の国々が経済成長を最優先課題として取り組んできた結果、一つしかない美しい地球は悲鳴を上げていて、
それは、そしてすべてがつながっているんだということ。
これを読んだとき、言葉も同じだと思いました。言葉もすべてつながっている。
政治、経済、自然と言葉は見えないところでつながっている、そう思いました。
言葉によって、もたらされるものは何でしょう。
喜び、幸せ、感動、感謝、前へ向く気持ち、勇気、立ち上がる力・・・。
反対に苦しみ、妬み、苛立ち、怒り、悲しみ、落ち込み・・・がもたらされることもあります。
AさんがBさんから、喜びの言葉をかけてもらったらどうでしょう。
心がうきうきとして、また次の方へ喜びの言葉をかけたくなりますよね。
反対にCさんがDさんから、パワハラ的な言葉をかけられたらどうでしょう。
心が落ち込み、もしかしたら、次に会う人にひどい言葉で傷ついた心をぶつけるかもしれません。
それもできず、自分はダメな人間なんだと、自分を責めるかもしれません。
いずれにせよ、人間は感情の動物。
いい気持ちでいたい、それともイヤな気持ちでいたいか、というといい気持ちでいたいはず。
では、相手がいい気持ちになる言葉をかけるのか、相手がイヤな気持ちになる言葉をかけるのか、
当然、相手がいい気持ちになる言葉をかける方が、人間関係も仕事もうまくいくはずなのです。
↓
そんなことは当たり前の話、そんなお声が聞こえてきそうです。
↓
そうなんです。では、なぜうまくいかないことがあるのでしょう。
↓
相手がわからない。相手の気持ちがわからない。
どういう言葉を選択したらよいかわからない。
相手が何を喜ぶかわからない。
そもそも相手なんかどうでもいい、という方もあるかもしれません。
自分の気持ちさえよくわからない、そんな方もあるかもしれません。
だからこそ、相手や自分を感じる力、感性や考える力、想像する(創造する)力が必要となるのです。
「やまと言葉は、人の心を種として、万の言の葉とぞなれりける」
紀貫之の言葉ではありませんが、人の心を種として言葉の葉が豊かに茂るのです。
豊かな感性や考える力、想像する力が、豊かな言葉を生み、
それは、目に見えない形で、政治や経済や自然とも必ずつながっている、と思うのです。
膨張する人間(日本は人口減少社会へとひたすら突き進んでいますが)が、地球に君臨し、
海も山も川も汚しつくして、さて、どこへゆくのやら。
だからこそ、豊かな言葉が大切なのだと思うのです。
ヘンにあげつらった言葉やヘンにへりくだった言葉ではありません。
豊かに種=心を物語る言葉が大切です。
「言わない、言えない、言わせない」でなく、きちんと相手も自分も大事にしながら
言うべきことを言える力、そんな言葉力を磨いていきたいものです。
今読んでいる『小さな地球の大きな世界 プラネタリー・バウンダリーと持続可能な開発』の一節です。
プラネタリー・バウンダリーとは、地球の限界を指します。
以下引用
「世界では、一見関係のない出来事が、原因と結果の一つの連鎖の中で結び付いている。
いまや自然や政治そして経済は互いにつながっている。北欧のストックホルムで市民がどう通勤するかが、
中米のエクアドルの農夫に影響を与える。生活の複雑な連鎖が完全につながって地球上の生態系すべてに関連する。
そのような連鎖のすべてが問題となる。」
世界中の国々が経済成長を最優先課題として取り組んできた結果、一つしかない美しい地球は悲鳴を上げていて、
それは、そしてすべてがつながっているんだということ。
これを読んだとき、言葉も同じだと思いました。言葉もすべてつながっている。
政治、経済、自然と言葉は見えないところでつながっている、そう思いました。
言葉によって、もたらされるものは何でしょう。
喜び、幸せ、感動、感謝、前へ向く気持ち、勇気、立ち上がる力・・・。
反対に苦しみ、妬み、苛立ち、怒り、悲しみ、落ち込み・・・がもたらされることもあります。
AさんがBさんから、喜びの言葉をかけてもらったらどうでしょう。
心がうきうきとして、また次の方へ喜びの言葉をかけたくなりますよね。
反対にCさんがDさんから、パワハラ的な言葉をかけられたらどうでしょう。
心が落ち込み、もしかしたら、次に会う人にひどい言葉で傷ついた心をぶつけるかもしれません。
それもできず、自分はダメな人間なんだと、自分を責めるかもしれません。
いずれにせよ、人間は感情の動物。
いい気持ちでいたい、それともイヤな気持ちでいたいか、というといい気持ちでいたいはず。
では、相手がいい気持ちになる言葉をかけるのか、相手がイヤな気持ちになる言葉をかけるのか、
当然、相手がいい気持ちになる言葉をかける方が、人間関係も仕事もうまくいくはずなのです。
↓
そんなことは当たり前の話、そんなお声が聞こえてきそうです。
↓
そうなんです。では、なぜうまくいかないことがあるのでしょう。
↓
相手がわからない。相手の気持ちがわからない。
どういう言葉を選択したらよいかわからない。
相手が何を喜ぶかわからない。
そもそも相手なんかどうでもいい、という方もあるかもしれません。
自分の気持ちさえよくわからない、そんな方もあるかもしれません。
だからこそ、相手や自分を感じる力、感性や考える力、想像する(創造する)力が必要となるのです。
「やまと言葉は、人の心を種として、万の言の葉とぞなれりける」
紀貫之の言葉ではありませんが、人の心を種として言葉の葉が豊かに茂るのです。
豊かな感性や考える力、想像する力が、豊かな言葉を生み、
それは、目に見えない形で、政治や経済や自然とも必ずつながっている、と思うのです。
膨張する人間(日本は人口減少社会へとひたすら突き進んでいますが)が、地球に君臨し、
海も山も川も汚しつくして、さて、どこへゆくのやら。
だからこそ、豊かな言葉が大切なのだと思うのです。
ヘンにあげつらった言葉やヘンにへりくだった言葉ではありません。
豊かに種=心を物語る言葉が大切です。
「言わない、言えない、言わせない」でなく、きちんと相手も自分も大事にしながら
言うべきことを言える力、そんな言葉力を磨いていきたいものです。