2017.09.28ブログ
蟄虫培戸(むしかくれてとをふさぐ)
久しぶりの投稿となりました。
今日から秋分の次候、蟄虫培戸(むしかくれてとをふさぐ)だそうです。
活動していた虫たちが冬支度を始める頃。啓蟄まで土の中ですごすのですね。
啓蟄は、蟄虫啓戸(すごもりのむしとをひらく)ですので、まさに対になった言葉です。
虫たちが戸をふさぐ、戸をひらくという表現がとても面白いですね。
虫たちの多くが卵、幼虫、サナギ、成虫と様々な形で冬ごもりをしますが、戸をふさいだり、ひらいたり、という姿を思い浮かべると、クスっと笑えますね。
人間で蟄というと蟄居。家に自らこもることの意味の他に、江戸時代、刑罰として与えられたものもあります。
蟄の字のうちの執の意味を調べてみましたら、両手に刑具の手枷をはめている形で、罪人をとらえる、の意味だそうです。その『とらえる』の意味から手に取り持つ、『とる』の意味から『おこなう』の意味にも用いられるのだとか。
幸という字自体が、両手にはめる刑具の形からできているのだそうで、驚きました。
手枷だけの刑罰ですむのは、僥倖(思いがけない幸せ)であり、重い刑罰を免れるというので、幸いというのだそうです。
考えてみれば、何か手枷があるからこそ、その困難を脱する努力をして、幸いがもたらされる、ということもありますね。
人にとってみれば、これからしばらく心地よい季節。読書や芸術、豊かに楽しみたいですね。
今日から秋分の次候、蟄虫培戸(むしかくれてとをふさぐ)だそうです。
活動していた虫たちが冬支度を始める頃。啓蟄まで土の中ですごすのですね。
啓蟄は、蟄虫啓戸(すごもりのむしとをひらく)ですので、まさに対になった言葉です。
虫たちが戸をふさぐ、戸をひらくという表現がとても面白いですね。
虫たちの多くが卵、幼虫、サナギ、成虫と様々な形で冬ごもりをしますが、戸をふさいだり、ひらいたり、という姿を思い浮かべると、クスっと笑えますね。
人間で蟄というと蟄居。家に自らこもることの意味の他に、江戸時代、刑罰として与えられたものもあります。
蟄の字のうちの執の意味を調べてみましたら、両手に刑具の手枷をはめている形で、罪人をとらえる、の意味だそうです。その『とらえる』の意味から手に取り持つ、『とる』の意味から『おこなう』の意味にも用いられるのだとか。
幸という字自体が、両手にはめる刑具の形からできているのだそうで、驚きました。
手枷だけの刑罰ですむのは、僥倖(思いがけない幸せ)であり、重い刑罰を免れるというので、幸いというのだそうです。
考えてみれば、何か手枷があるからこそ、その困難を脱する努力をして、幸いがもたらされる、ということもありますね。
人にとってみれば、これからしばらく心地よい季節。読書や芸術、豊かに楽しみたいですね。