2017.07.19ブログ
心配性症候群
このところ主に国立大学法人の大学生の公務員志望生の方の面接対策のお仕事をさせていただいております。
彼ら、彼女らは現在、学業、アルバイト、ボランティア、部活動・サークル活動と多面的に頑張りながら、公務員試験の勉強にも取り組み、必死に学生生活を送っています。
経済的に余裕があって遊び回っているような学生は見かけたこともなく、様々なことに必死に取り組んでいる、ということに私も少なからず驚き、また複雑な思いでもおります。
面接では、学業や活動や行動からどのような能力、考え方、心を学び、そのことが公務員の仕事にどう役立つのか、といった自己分析が必要となります。
そこで、長所・短所は何ですか?という質問がオーソドックスにあるのですが、「短所は何ですか?」という質問に8割方同じ答えが返ってくるのです。
「心配性」です、と。
鍵を閉めても心配になり、3回確かめます、等と答える方がどれくらい多いことか。
心配性さんのあまりの多さに思わず学生さんに質問してみました。
「なぜ、心配性って答えるの?本当に心配性なの?」
そして、意地悪く、「もしかして、面接で短気だとか、自分勝手だとかと答えると、社会人としてやっていけない、と判断されかねないから、心配性くらいだと慎重に仕事をしそうだからこれくらいならいいか、と思って答えてるの?」と聞いてみました。
すると、「う~~ん、僕たちやっぱり不安なんです。なんかずっと未来に対しても。」と。
こちらが、う~~ん、とうなってしまいます。
私は、若者たちの心配性症候群と名付けました。というのは、これは私たち大人の問題です。
もちろん、どう考えるか、どう希望をもって生きていくか、は本人次第、というところも大きいでしょう。しかし、右肩上がりの中で育ってきた、または働いてきた世代にとっては、この不安、心配を本人たちだけのせいにしたり、見過ごしたりしてはならないと思います。
どう希望の持てる社会を創ってゆくのか、どう希望を持って生きてゆくのか、後ろ姿を見せつつ語っていかなければなりませんね。
彼ら、彼女らは現在、学業、アルバイト、ボランティア、部活動・サークル活動と多面的に頑張りながら、公務員試験の勉強にも取り組み、必死に学生生活を送っています。
経済的に余裕があって遊び回っているような学生は見かけたこともなく、様々なことに必死に取り組んでいる、ということに私も少なからず驚き、また複雑な思いでもおります。
面接では、学業や活動や行動からどのような能力、考え方、心を学び、そのことが公務員の仕事にどう役立つのか、といった自己分析が必要となります。
そこで、長所・短所は何ですか?という質問がオーソドックスにあるのですが、「短所は何ですか?」という質問に8割方同じ答えが返ってくるのです。
「心配性」です、と。
鍵を閉めても心配になり、3回確かめます、等と答える方がどれくらい多いことか。
心配性さんのあまりの多さに思わず学生さんに質問してみました。
「なぜ、心配性って答えるの?本当に心配性なの?」
そして、意地悪く、「もしかして、面接で短気だとか、自分勝手だとかと答えると、社会人としてやっていけない、と判断されかねないから、心配性くらいだと慎重に仕事をしそうだからこれくらいならいいか、と思って答えてるの?」と聞いてみました。
すると、「う~~ん、僕たちやっぱり不安なんです。なんかずっと未来に対しても。」と。
こちらが、う~~ん、とうなってしまいます。
私は、若者たちの心配性症候群と名付けました。というのは、これは私たち大人の問題です。
もちろん、どう考えるか、どう希望をもって生きていくか、は本人次第、というところも大きいでしょう。しかし、右肩上がりの中で育ってきた、または働いてきた世代にとっては、この不安、心配を本人たちだけのせいにしたり、見過ごしたりしてはならないと思います。
どう希望の持てる社会を創ってゆくのか、どう希望を持って生きてゆくのか、後ろ姿を見せつつ語っていかなければなりませんね。